Reconquista
第二章 協力者

「おい、そこのお前!」
「え?・・俺ですか?・・」


俺たちは、休憩を終えとある村へ来ていた。
その村で1人の軍服というか説明しずらい服装をしていたが、この村の者ではない事はすぐに分かった。
その村の者ではない男は俺に話しかけてきた。


「な・なんでしょうか?」
「どこへ行くつもりだ?」


素直に答えていいものなのか?と少し悩んでいたが・・ルナがきっぱりと応えてしまった。


「グラナダに行くんだよ〜」
「グラナダ?俺も一緒に行っていいか?戦力になると思うぞ」


そう言うと彼は5本の青光りした剣らしきものを両手に持った。
断るのも悪いので俺は一緒に行く事を許した。


「俺の名前はアビス・ブラッド。アビスと呼んでくれ」
「私の名前はルナー・イクリプスです!よろしく☆」
「俺は・・・・大蛇・・・オロチと呼んでくれ」


グラナダへは、まだ距離があるが日が変わらないうちに行きたいのでこの村では何もせず俺たちは村を後にした。
少し歩いていたら盗賊らしき奴らに出会ってしまった。
しかも銃を持っている。
剣では銃に勝てない・・・できたとしても今の俺には到底無理だ。


「アビス・・・あいつらに勝てるか?」
「無理・・です・・」


即答です・・ハイ・・


「そうか・・じゃぁ見てな」


オロチはサクサク盗賊の方へと行く。


「ん?なんだ?降参か?」
「誰が・・・降参・・・だ?」


オロチの最後のセリフに合う様に盗賊の1人が頭から真っ二つになった。
しかも、切り口から炎が出て死体を焼いてしまった。


「え?。。。」


思わず驚いてしまった。真っ二つとか、そいうのに驚いたわけじゃない
見えないのだ・・剣が・・簡単に言うならば、神速で敵を切ったのだ。


「レベルが違いすぎるわ・・・」
「そ・・そうだな・・・・・」


ルナと話してる間にオロチは敵をすべて倒してしまった。
「色々教えてもらったら?」とルナがしつこく耳打ちしてくる・・
しかし・・オロチは・・・俺に教えてくれるだろうか?
ダメ元で聞いてみるとしよう・・


「あ・・・・あの〜」
「なんだ?」
「お・・・・・俺に戦闘技術を教えてください!」
「今は・・ダメだ・・」
「・・?」
「グラナダに着いたら教えてやるよ」
「ありがとうございます!!」


本当にうれしかった。こんな強い人から教わることができるなんて・・・・
俺の心はドキドキワクワク状態だ!

ってことで、俺達は急いでグラナダに向かった。