ヨーロッパ戦争
第一章 第114戦術戦闘隊
「--------以上で、説明を終了する」
上官はそう説明すると、すぐに立ち去ってしまった。
(まったく・・・・・なんで私が小隊長なのかしら?・・・)
私はこの12人をまとめなければならない。
しかし、全員知っている人達ばかりで
私が小隊長なのにため口や私に命令したりやりたい放題だ・・・・
でも、ちゃんとしている子もいるし 実際、私より階級が高い人がいる。
どう接すればいいのかよく分からない・・・・・
「あ、あの ウェルシー小隊長さん これからどうするんですか?」
「あぁー・・・ガベージちゃん・・・えっとねーもしかしたらロンドンに派遣されるかも
しれないから準備しとけだってー」
「りょ、りょうかいです!」
敬礼すると、ガベージちゃんはすぐ出発できるよう準備をしに
行ってしまいました。
そうそう、ガベージとかウェルシーとかってのはコードネームなんです。
だから名前に合わないような性格の子もいるんで・・・
「よう、ウェルシー 1078小隊ぶりか?」
この子は、カリアちゃん。昔、同じ隊の所属でした。
「元気そうだねー カリアちゃん」
「まぁな、それより・・・・」
「どうしたの?」
「指示しなくていいのか?」
指示?・・・だって、さっきの話みんな聞いてたし・・・・いらないんじゃ?・・・
「隊長さん、しっかりしてくれ、、、、、
いくらみんな話を聞いてても動かないぞ・・」
「なんで?」
「隊に入っている限り、上官よりも隊長の指示が優先されるんだよ。
だ・か・ら、上官の命令を聞くも聞かないかは ウェルシー、お前が決めるんだよ」
「え、え〜?!だ、だ、だって私、べつに上、上官-----命令違反する気ななんてこれぽぽぽっちもー」
「だったら、上官が言ってた事をみんなに伝えればいいさ、ま、がんばれ」
「う、うん・・・み、みんなーえっとーちょっときいてー
作戦内容
・我が軍はロンドン降下部隊を順調に撃破しているが、
郊外に降下した部隊を撃破するほどの戦力が不足している。
そのため、予備軍や地方の軍を少しロンドンへ派遣していただきたい。
なお、こちらは潜伏兵などの対応に追われているため
派遣されてきた兵の指揮をすることができないので
捜索時は部隊長の独断によって行動してもらいたい。以上
↓ウェルシーが説明すると・・・・
ロンドンに派遣されるかもしれないから、準備しといてねー
あ、後 現地では有能な私が独断で捜索しろってことでした」
、、、、、ヒソヒソ、、、、、、、
「(なぁ、なんか上官の言ってた事となんかちがわね?)」
「(う、うん私もなんか違って聞こえた・・・)」
、、、、、ヒソヒソ、、、、、
ど、どうしたんだろう?みんな・・・ 私変なこと言ったかなー?
「分かったら早く準備してー 間に合わないと怒られるの私なんだからー(泣)」
(ふぅ、やっとみんな準備に取り掛かってくれた)
でもー・・・・・準備ってなに用意すればいいんだろ・・・・
食料と水は必須だとしてー 後は・・・・着替え!?
でも、でもー 演習じゃないんだし着替える時間なんてないよねー(泣)
「な、なぁ、ファンシア・・・・ウェルシーの奴着替えもっていくか悩んでるぞ・・・・・
服とかは勝手に現地の兵舎に持っていかれるのにな・・・・
ファンシア?聞いてるのか?ファ!・・・・・・・・何・・・・・・・・・やっているんですか?・・・」
「カリアーきいてよー・・・服が多すぎて入らないのよー(泣)」
「一生やってろ・・」